旧美幌簡易裁判所

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最寄りのセイコーマート(ほぼ北海道だけに展開するコンビニチェーン)に行く途中、気になる建物がある。

美幌簡易裁判所
昭和二十二年1947年設置、昭和三十五年1960年に新築移転、昭和六十三年1988年簡易裁判所の統廃合により廃止。現在は使われていないようで、低いコンクリの塀は崩落が痛々しい。
庁舎様式の簡易形とでもいいましょうか、長方形の箱に切妻屋根、外壁はモルタル、直線的でこれといって装飾は無い。室内の床・壁・天井はどうなのでしょう。グーグルの航空写真で見ると、屋根はサビが目立つ。
廃止された後はどうだったのか、リノベして利用する話はないのでしょうか。気になる。

百年史によると
民事事件取扱状況
昭和六十年次 訴訟35 和解1 督促324 催告3 仮差仮処分ー などなど。

 

雪道は溶けると氷になりやっかいだけど、昨晩からの降雪でさくさくと歩きやすい。

あれ?黒い点、一面の白い雪の上、黒い粒が動いている。触覚がグリグリ動いている、遠目に見るに体長2センチくらいか、これ、何という虫だろう、なぜ雪の上に蠢いているのか。

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リンナイチャシ2

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曇り時々雪の中、柏ヶ丘公園に行ってみた。
C5822号機関車が屋根付きで置かれている。これぞ「汽車」、石北線など道東を走った勇姿でありましょうか。
そのそばの立て看に「犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域の力」。すっくり立つ縦書き。
できればもう少し汽車と離れた位置にあれば、と思いますけど。

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さらに雪を踏みしめ展望台を目指す。

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「遺跡 リンナイチャシ」石碑に縦書きの案内を仰ぐと、錆びた鉄階段と剥げたコンクリートの年季の入った展望台がある。カンカン靴音を響かせて登りますと、広がる雪景色美幌町、白樺の向こうに野崎団地、ぐるりと振り向けばスタジアムライトの向こうは町の陸上競技場、冬は雪なのでスキー場の模様。

体験住宅からここまでの間、直線にして600メートルほど、
コンビニは無い、うっかり駄菓子を買わないで済むのでよろしいような、そうだ、この町がスキッと好ましいのは町中に大手のどでかい看板が見えないからだ、ハンバーガー屋やコーヒーのチェーン店が視界に無いと清々しい、とは勝手な言い草でしょうか。
この町のカフェで足がむくのは中島珈琲美幌茶房です。

ビボロの鎮守

リンナイチャシ

f:id:bihoro009:20180101220208j:plain 美幌町百年史より

 

体験住宅から西に歩いて10分ほど、丘林が見える。小高いところにあるのは美幌神社、大正九年創立。一帯に柏ヶ丘公園やスポーツセンターがある。


公園の一角に展望台があるそうで、見晴らしが良いらしい。
美幌町百年史によると
チャシとはアイヌ語で「砦」、リンナイとは網走川の古い呼び名で「リル・ナイ」「潮の入る・川」、
網走川沿いの要衝にある砦ということ。ビボロアイヌの鎮守の地、霊地でもあったという。

明日の美幌の天気は上が0度下はマイナス5度 曇り雪
それほど寒くないようで?砦に上がって雪景色を眺めてみようか。

 

冬の注意事項

f:id:bihoro009:20171231221755j:plain 平成元年美幌町役場発行 『美幌町百年史』

 

今日は日曜日、巡回バスは運休。最寄りのバス停までおよそ500メートル、
大きなスーパーまで1キロ半ほど。その先にツタヤと同居の本屋。厚手の靴下を履いて出かける。
30分以上雪と氷の上を歩く。橋の下に白いせせらぎ公園が見える。

本屋でウロウロ、スーパーでウロウロ、向かいのホームセンターでもウロウロ、凍えた足先を温める。除雪の道具が店頭に並び、凍結防止のための品が高く積み上がっている。

冬季の体験住宅の注意事項でたまげたことは、
「外出するとき、外泊のときでも、ストーブはつけっぱなしにしておく」
「就寝の間もです、このエコボタンを押してください、
家の水回りを温めておくためです」
そうか、人ではなくて家のためなんだ。

寝る前に水を落とす、これをやらないととんでもない事態になる、体験住宅の利用者はこうしたことが習慣的にできるかどうか、いやー無理そう、

ということですね。

私もマイナスになることのあまりない地域に暮らしていて、水道管凍結の心配はしない。

しかし、私は席を離れるときはパソコンはオフにする、
オンの状態で強い揺れにより落下するなどでパソコンが壊れる心配がある。
外出するときにお財布以外に持ち歩くもの、
小さな方位磁石と携帯用の水と鍵のホルダーにホイッスル。

美幌は地震は少なく晴れの日が多いところ、だそうです。

 

美幌駅

2016年3月から駅員さんのいない駅になった美幌駅

 

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2016年平成28年度美幌博物館企画展 相生線でGO!

美幌から北見相生(津別町) まで走っていた相生線ー36・8キロを約1 時間で運行、昭和の終わりころ廃線となった鉄道の回顧展で展示されていたものが駅待合室を飾る。段ボール製。

 

駅周辺を歩いてみる。転ばないように小幅に足を運ぶので、厳しい寒気でつま先が痺れてくる。美幌駅を起点に市街を巡回するバスに乗り込む。運賃百円。
住宅街を折り返すように走る、目的地まで迂回することになるのんきなひと時。貸切状態。

美幌町の人口は約2万、こじんまりとした市街、一周約1時間、今日は左回り、先日は右回り、大きくない道は氷っている、バスはゆっくり進む、町がよく見える。
道東は比較的雪は多くないそうだけど、なまら寒い。

美幌町移住体験住宅のいちご

 

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台所の白い板張りの壁にいちご
アクリルたわしです

 

この体験住宅には日常に必要なものはほぼ揃っています。
ねじまわしが必要になり、さすがに無いかと思いきや、
下駄箱に工具入れ発見、レンチやスパナが行儀よくおさまっている、など。