広告マッチ 募集

配布したチラシ

「なつかしい!」ちいさなマッチ箱をのぞきこむ町の人びと。斜里町で催された葦の芸術原野祭(2022)に広告マッチが展示されました。斜里の町の地図の上にマッチ箱が置かれた様子に、思い出がよみがえったのです。

 

マッチ箱を集めて楽しんでいた時代がありました。道東の町にもたくさんの広告マッチがありました。街の人々の記憶を照らすことができる広告マッチ。どこかで眠っているかもしれない、忘れられたマッチの箱、展示用にお貸し下さい。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・配布したチラシより

 

広告マッチ 宣伝用のマッチ、少し昔はたくさんの店にありました。日々の暮らしにマッチを使うことがなくなり、マッチ箱は散逸するばかり。いえいえ、コレクターズアイテムとして残される幸運に恵まれたもの、家のどこかに忘れられたままのもの、呼び掛ければ出てくるかもしれない。集まれば展示会ができるかもしれないではないか、雲を掴むような話ですが、ま、やってみないとわからないですよね。町の賑わっていた通りを中心にした紙の地図の上に並べてみたら楽しいなあ、と思いまして、道東エリア、探しています、と呼びかけてみたのです。

昨日、とりあえず300枚ほど印刷したものを、美幌町の店や道東で知り合った方に送付してみました。他には、網走、北見、津別、斜里、遠軽、オホーツクエリアというのでしょうか、以前に尋ねたことのあるお店さん宛に送ってみたのです。雄武町興部町はまだどこにも送ってないな、刷り増して送ってみたいです。道東の括りですと、帯広、根室、釧路もあり、今後呼びかけてみたいものです。

 

美幌町の静かすぎるかつての大通り、どんな店が連なっていたのか、それは時代にもよるのでしょう。広告マッチが多くの店に置かれていたのは、年代で言えば大正から昭和にかけてでしょうから、多重な時空間の地図と言いますか、まあ70年代80年代あたりが、あるとしたら出てくるかも、もうとうの昔になくなってしまった、まだあるけどシャッターで閉ざされている、店舗がある、あったところに、その店の広告マッチ箱を配置する。展示会というほどの規模になるのは難しいかもしれませんけど、町の記憶を照らすともしびになればと思うのです。