地域おこしの保存食

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網走特産品 味付けしじみ * おつまみに、汁物に、ふりかけに、そのままでおいしい

近頃地震、多いですねえ、防災の備え、いかがですか?

 


いつ来るんだかわからないその時に備えても、賞味期限が先に来る

 

非常食に関して言えば、ええ、そうなんですよね、その出費をためらうのはわかります。
水、乾パン、レトルト、缶詰類など、いったいいつ買ったものだっけ、あら、賞味期限はとっくに過ぎている。

 

そこで提案したことがございます。この「非常食」なる防災の意識が、
日本中の地域おこしの一つのアイデアにつながると思いませんか?

と申しますのは、

道の駅のワゴンを前に考えたことなのです。
スナック昆布に鮭とばにスルメにタコの足、乾物海産物のパッケージが山となっている。
「いいものだから売れるはずだ、ということは無いよね、販売の場所や時にも左右されるし、
だったら見せ方を工夫したらいい」


なんだっけ、そうよ、付加価値?

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羅臼のおしゃぶり昆布 携帯サイズ

 

道の駅に溢れている、これらお日持ちのする食材を、非常食のカテゴリーに入れてみますとあらふしぎ

視覚的に画像で説明しますと、
乾物の詰め合わせのボックスを作って、「防災のおとも」とかのキャッチな文句をつけて、講釈の紙片入れて、
こちらのお得な詰め合わせ、ご贈答用にもお使いいただけるとかとか、
栄養の点も優れた、美味しいものを口に含めば、元気も湧くというものです。
おつまみ、おやつに、乾いた貝柱などいかがでしょうか。
今はやりのSDGsの文字を入れるのも戦略でありかな。


災害に備えた方がいいのはわかってはいるけど、
来るんだかわからないその時に備えても、賞味期限が先に来る、
そうなんです、ですから、日頃から乾物とお付き合いをして、
非常時こそ平常心、いつも食べてるあれこれが、いつものあなたを呼び戻してくれるのではないでしょうか。


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地域の乾物が「非常食」のジャンルで発見される

 

町の地域おこし協力隊の方と、町の行く末をお話しすることがあります。
役場主導で移住者を募っていますが、あまり成果は見られません。

町おこしに何かできないか、
豊富な食材の地であることを強みに、地産地消を原則に考えていますが、
乾物の状態であれば、広く販路を広げられることから、
「非常食」という括りで、需要が喚起され、特産品の新しい展開を開くのではないかと、と考えるのです。
乾物は歴史のある伝統食ですが、あまり現代の食卓で生かされていないように思います。

そこで、
日本中の地域おこしの一つのアイデア商品として、地域の乾物が、「非常食」のジャンルで発見されることを想定してのご提案でございます。

日用の保存食を防災の非常食として、普段から親しんでおきたい。
防災!と身構えることなく、馴染んだものに捉えていく。

ホタテやシャケや氷下魚(こまい)などの海産物、海藻類、豆類、
豊富な種類の乾物が、それぞれの道の駅で売られています。
コロナ禍で高級食材も販路を失い、観光も振るわない、
ホタテの干し貝柱がかなりの割安で積み上がっている状況です。
魚介類を中心にした乾物を組み合わせて、
防災非常食の商品化を企画できたらなあ、という夢想。

 

特にエコといったワードを使わなくても、地元の産業おこしであれば
一緒に考え、協力してくれる方々を求めることができるのではないかと思います。

全国のどこかで、すでに商品化された例もあるかもしれません。
なんでも、大空町の町役場が、町民の災害時の保存用に地元産を選んでいる、と聞きます。
特産品をこのように活用するところは、他の自治体でもありそうですね。


しかし、保存食と災害のワードで、ネットで軽く検索したところ、地域の産業品を非常食として謳っているものに当たらない。
兵庫の特産品のサイトに、備蓄用に開発した商品との文言があるくらいかなあ。
< < < 震災から学んだ 災害用備蓄食セット、「地域らしさ」と「新しさ」 
ふむふむ、阪神淡路の大地震の経験が生かされている。


特定の地域ではありませんが、乾物の真髄が伝わるサイトはこちら、

< < < 乾物をもっと使って食べることでPEACEな社会に
< < < 現代のライフスタイルに合わせた乾物の活用法を発信しています
DRY and PEACEというグループのサイト発見!東日本大震災をきっかけに生まれた乾物普及活動が具体的で素晴らしい。https://www.dryandpeace.com/recipe/


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非常食と銘打った商品はたくさん出ていますが、日々の生活に馴染んだものであるほうがいい。
すでにある商品で普段使いの非常食、あなたの地元にある美味しいで乗り切ろう。

山積みのワゴンを前に、私個人の思いつきであり、何も具体的なことも無い、漠然とした話ではありますが、
町の有志と考えを共有したく、商工会議所や町議の方々と、このアイデアの具体化を検討したいと思い、町の人を捕まえて熱弁を振るいましたが・・・


「う〜ん、主婦は高いものは買わないわ」

安心安全地産地消、地域おこしのアイデアに対して、2児の母からこの一言、を頂戴しました。あはは
特産品は割高ってことよね、観光だと財布の紐は緩むけど、普段使いではどうかしら、
スーパーの大手食品メーカーのものと比べてしまうわよね、って。


でしたら地元に限らないで、ネットで美味しい非常食と銘打てば、新しい需要が喚起されると思うのですけどね。
ネット通販ですと地産地消ではないですけど、
旅する乾物
いかがでしょう、町おこしに、ギフトボックスを作ってみませんか?