6角形の小屋
とどまつ、からまつ、くるみ、ぽぷら、しらかば、かつら、もみじ、、、
美幌みどりの村の森林公園エリアのキャンプ場の幾宿泊施設、19棟ある小屋にはいずれも樹の名前が付けられおり、水道設備が共有のバンガローである。
大小4タイプある中で一番小さなマッシュルームと命名されているキノコ型キャビンは3棟、土台の部分は鉄製、近隣の町のキャンプ場にも同じ形の小屋が設置されたが、鉄ではなく木材の足であったことでカサの部分を維持できなくなってしまったとか。
マッシュルームと呼ばれて30年以上この美幌の地に一本の足で立ちつづけている。
室内空間が6角形なのです。聖徳太子の夢殿は八角堂ですが、六角もまた俗世を隔てる空間であります。
自分を囲む空間が6角形、一本足の上にある六角垂の壁面が外部と自分とを隔てている。この空間の出入り口は小屋の床面、地面と平行にある、梯子段を上がり頭で蓋をこじ開け、背中でさらに押し上げてフックで固定する。
空中の六角垂の部屋、子供だったら一生忘れられないと思う。
今回の移住体験は10日間、グリーンビレッジという体験型宿泊施設を利用したのですが、全泊連続は予約できなかったので隣接のキャンプ場の小屋に泊まってみることにした。3泊ほどこのマッシュルームで過ごしたわけです。
室内には何もない、室内は照明の蛍光灯があるばかり、椅子も机もコンセントもない。トイレは共同トイレでして、これが歩数にして200歩以上も離れたところにある。マッシュルーム近くにあるシャワーは小屋ブースで5分200円。洗濯機使用は無料です。
カーテンのない窓からの朝の光と木立の小鳥のさえずりで目覚める清々しい朝、もありましたけど、主に小鳥ではなくてカラスね、んかあ~んんがあ~と賑やかなこと。人のいるところにカラスあり。