北海道は寒くない

f:id:bihoro009:20180305102057j:plain

オホーツクの海岸に流氷が届く頃がもっとも寒さが厳しい、と聞きますが、
移住体験宅、宿泊できる産業体験施設グリーンビレッジとエコハウスに冬季ひと月ほどお世話になって思い知りましたことですが、
北海道は寒い、のではない、凍る、こおる、のです。こちらの言い方では、しばれる、です。寒くないですと? はい、住宅が基礎と断熱をきちんとした家屋で、暖房費をそれなりに出せる、のであれば、ですが。


たてものが寒冷地仕様に充実していること、移動はちょっとした距離でもおくるま、でありますと、静かな雪の絨毯に残るきつねの一直線歩行の足跡など遠くに眺めるなど、雪の風物を余裕を持って楽しめることでしょう。

 

雪は降る、あなたは歩く、雪は溶ける、あなたは転ぶ、この繰り返しののちに春になります。
積雪の表面が主に轍から溶けてくる、しかし外気は日中もマイナス、ようこそガチガチに冷たい氷の世界、ゆるんでくるとさらに溶けてベチャベチャ黒ずみ、そこに吹雪がやってきますと、もうリンゴ売りもやって来やしない(※リンゴ売りは比喩ですから)。町を覆うものは、それは雪のように見えますが、マイナスの外気では雪のふりした氷なんですよ、ふわりとした雪だからとやさしい気持ちで手をさしのべると、冷たい硬い重たい氷であった、なんか騙された、という一瞬の裏切り、大げさですが、そんな感覚です。積雪のあまりない地域に暮らしているとしても雪の天気は幾度も経験してはいますが、なんというか、何度でも騙される、雪って変わり身が早いのです、あれはね、こ・お・り。

 

吹雪警戒警報が出たので出かけるのを控えることにした。
町の西側の丘に建つびほろエコハウスのリビング57.11平米のワイドな贅沢、
リビング一面の大型窓、降り積しきる結晶のままの雪で木立も埋もれる。
リビングには2代のペレットストーブ
お金持ちになった気分ですわ。

 

パソコン、スマホが無い頃、電話などの通信設備が満足に無い頃、
急用、急病の時はホント辛いことだったでしょう。吹雪で明日学校休みだわ、という連絡も電話の無いお宅ですと隣の(近いとは限りません)方が吹雪いてる中歩いて知らせに行かねばならぬ、ということも少し前まではあったことのようです。ああ電話、吹雪の中を声だけが飛んでいく、なんという利器、これはもう、電信・電話線のことに触れねばならない気になってきました。

 

つづく

 

f:id:bihoro009:20180305102132j:plain

びほろエコハウスの外壁の現物 断熱材はウレタン 手前のシートはタイベック 

ベッドルームが4箇所もある一軒家 宿泊料金1泊2日 2名から1万円から

ダイニングの大型の窓に広がる美幌町の夜景と星空を楽しめる